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「施設へ入所したら安心だと思っていた」
しかし実際には、介護施設へ入所してから金銭面の悩みが始まるケースも少なくありません。
可児市でも高齢化が進み、親の介護や施設入所をきっかけに実家の扱いについて相談される方が増えています。
特に多いのが、
「年金だけでは施設費用が足りない」
というご相談です。
誰も住まなくなった実家を所有し続けるべきか、それとも売却して介護費用へ充てるべきか。
今回は介護と空き家の問題について解説します。
施設の種類によって費用は異なりますが、毎月一定額の支払いが発生します。
主な費用
・介護サービス費
・居住費
・食費
・医療費
・日用品費
・おむつ代
施設によっては月額15万円~25万円以上かかるケースもあります。
年金だけでは不足し、預貯金を取り崩しながら生活されるご家庭も少なくありません。
そのため、空き家になった実家を売却して介護費用へ充てるという選択肢が注目されています。
親が施設へ入所すると実家は空き家になります。
しかし空き家は放置していても維持費がかかります。
空き家の主な負担
・固定資産税
・火災保険
・草刈り費用
・庭木の剪定
・建物修繕費
・見回りや管理の手間
誰も住んでいない家でも年間数十万円の維持費が発生することがあります。
さらに老朽化が進めば、売却価格が下がる可能性もあります。
相談内容
可児市下恵土にある築43年の実家についてのご相談でした。
お父様はすでに他界され、お母様が一人で暮らしていました。
しかし転倒による骨折をきっかけに介護認定を受け、自宅での生活が難しくなりました。
その後、可児市内の介護施設へ入所。
施設費用は毎月約18万円。
年金収入だけでは毎月5万円以上不足している状況でした。
長男様は岐阜市、長女様は愛知県在住で、誰も実家へ戻る予定はありませんでした。
問題点
・施設費用が毎月不足していた
・預貯金が数年で底をつく見込みだった
・空き家の固定資産税を支払い続けていた
・室内に家財が大量に残っていた
・雨樋が破損していた
・庭木が伸び近隣から指摘を受けていた
ご家族は、
「売りたいけど片付ける時間がない」
という状況でした。
解決方法
まず介護費用の見通しを整理しました。
今後10年間施設へ入所した場合に必要となる費用を試算したところ、預貯金だけでは不足する可能性が高いことが分かりました。
そのため空き家を現況のまま売却する方向で進めることをご提案。
家財や家具は残したまま対応し、ご家族の負担を最小限に抑えました。
結果として介護資金を確保でき、今後の生活費や施設費用への不安も軽減することができました。
親が元気なうちであれば、将来の相続対策について話し合うことも大切です。
・実家を誰が相続するのか
・将来的に住む予定はあるのか
・売却する可能性はあるのか
・生前贈与が必要か
・家族信託を検討するべきか
認知症が進行すると選択肢が限られるため、早めの準備が重要になります。
介護施設への入所は生活の安心につながりますが、費用面の負担は決して小さくありません。
・施設費用が不安
・空き家になった実家がある
・管理が負担になっている
・将来の相続が心配
・介護資金を確保したい
このような場合は、空き家を資産として活用する方法を早めに検討することをおすすめします。
可児市で空き家や相続、介護施設入所後の実家についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。 他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。