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2026年06月25日

豊田市の郊外にある空き家は持ち続けるべき?「いつか売れる」が危険な理由と売却判断のポイント

豊田市の郊外にある空き家は持ち続けるべき?「いつか売れる」が危険な理由と売却判断のポイント

「豊田市だから土地の価値は下がらないと思っていた」

空き家相談の現場では、このようなお話をよく耳にします。

確かに豊田市は愛知県を代表する工業都市であり、人口規模も大きく住宅需要もあります。

しかし、その需要の多くは市街地や主要駅周辺に集中しています。

一方で、旧足助町・旭地区・稲武地区・小原地区などの郊外エリアでは、高齢化や人口減少の影響もあり、空き家の売却が難しくなっているのが現実です。

特に相続した実家の場合、 「いつか使うかもしれない」「そのうち価値が上がるかもしれない」 という理由で保有を続ける方も少なくありません。

しかし実際には、持ち続けることで負担だけが増えていくケースも多く見られます。


豊田市郊外の空き家が抱える現実

郊外の空き家では次のような問題が発生しやすくなります。

  • ・築40年以上の建物
  • ・駐車場が狭い、またはない
  • ・敷地が広すぎて管理が大変
  • ・山林や農地が隣接している
  • ・残置物が大量に残っている
  • ・相続登記が終わっていない
  • ・雨漏りや老朽化が進行している

特に郊外では建物よりも管理負担の方が大きな問題になることがあります。

空き家を所有しているだけで固定資産税は発生し、草刈りや樹木伐採も必要になります。

遠方に住んでいる相続人の場合は、現地へ通う交通費や時間的負担も無視できません。


「将来値上がりするかもしれない」で持ち続けるリスク

近年はインターネットやSNSなどで、

「地方不動産が上がる」
「田舎暮らし需要が増えている」

といった情報を目にする機会も増えました。

もちろん一部の地域や物件では価値が上昇することもあります。

しかし、 すべての空き家が値上がりするわけではありません。

むしろ建物は年々老朽化し、修繕費や解体費は上昇傾向にあります。

「将来上がるかもしれない」という期待だけで保有を続けることが、本当に得策なのかを冷静に考える必要があります。


実際の相談事例|相続から7年間保有した豊田市旭地区の空き家

相談内容

豊田市旭地区にある築52年の木造住宅。

所有者様は名古屋市在住で、叔父様から相続された物件でした。

土地は約250坪あり、建物以外にも倉庫や物置が複数残っていました。

相続当初は「いつか売れるだろう」と考え保有を続けていましたが、7年間で購入希望者は現れませんでした。

建物内には家具や農機具、生活用品が大量に残されていました。

問題点

  • ・毎年草刈りに数万円かかっていた
  • ・固定資産税を7年間支払い続けていた
  • ・敷地内の樹木が隣地へ越境していた
  • ・残置物撤去で約180万円の見積もり
  • ・解体費用で約350万円の見積もり
  • ・名古屋から片道約1時間半かけて管理していた
  • ・空き家期間が長くなり雨漏りも発生していた

解決方法

今後発生する維持費や管理負担を整理した結果、現況のままでの売却を検討することになりました。

残置物や倉庫もそのまま引き渡せる方法を選択したことで、大きな出費を避けながら手放す方向で進めることができました。


相続空き家の3,000万円特別控除も確認を

相続した実家を売却する場合、 「被相続人居住用財産の3,000万円特別控除」が利用できる可能性があります。

適用されれば譲渡所得税を大きく軽減できるケースがあります。

  • ・相続した住宅であること
  • ・一定の要件を満たすこと
  • ・期限内に売却すること
  • ・その他税制上の条件を満たすこと

数十万円から数百万円単位で税負担が変わる場合もあるため、売却前の確認が重要です。


まとめ

豊田市は需要のあるエリアですが、郊外の空き家は必ずしも簡単に売れるわけではありません。

  • ・遠方で管理できない
  • ・草刈りが負担になっている
  • ・残置物が大量に残っている
  • ・解体費用が高額で悩んでいる
  • ・相続して何年も放置している

空き家は時間が経過するほど維持費や修繕費が増え、選択肢が少なくなる場合があります。

「まだ大丈夫」と思っているうちに状況が悪化する前に、一度現状を整理してみることをおすすめします。

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この記事の監修者

滝田 謙介(空家パートナー代表)

宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部

30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。 他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。

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