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「天井に少しシミがあるけど今は誰も住んでいないからわざわざ直すのもなぁ。」
可児市で空き家についてご相談を受けているとこんな物件に出会うことがあります。
人が住んでいれば雨漏りがあったらすぐに気づきます。しかし空き家になるとそもそも家を見る機会が減ります。
その結果、最初は小さかった雨漏りが数か月、数年かけて建物の内部まで傷めてしまうことがあります。
可児市も第3期空家等対策計画の中で人口減少や少子高齢化、高齢者単身世帯の増加などを背景に今後も空き家の増加が想定されるとしています。管理されない空き家による問題も顕在化しています。
雨漏りを見つけたら多くの人方が「天井を直せばいい」と考えます。
もちろん早い段階であれば屋根や外壁など原因となっている部分を修繕することで済む場合もあります。
しかし長期間放置された雨漏りは見えている場所だけでは終わりません。
雨漏りを放置すると起こり得ること
・天井や壁にシミができる
・壁紙や石膏ボードが傷む
・木材が湿気を含んで腐食する
・屋根裏の木材が傷む
・床や畳にカビが発生する
・電気設備に影響する可能性がある
・湿気によってシロアリ被害につながることがある
特に怖いのが外から見ただけでは被害の大きさが分からないケースです。
天井の小さなシミしか見えていなくてもその上の屋根裏では木材が傷んでいることがあります。
さらに長期間湿った状態が続けば天井が抜けたりと建て替えレベルの話になってしまいます。
住んでいる家であれば雨が降って数日以内に「ここが濡れている」と気づくことができます。
空き家となると、数週間、場合によっては数か月間、誰も室内を確認できないことがよくあります。
例えば
実家を相続したものの、所有者は名古屋に住んでいる。
可児市の実家には月に一度も行かない。
ある日、近所の方から「草そろそろ刈ってくれない?」と連絡が入る。
久しぶりに家を確認すると、天井に大きなシミができていた。
この状態で初めて業者に見てもらうと「もっと早く対処していれば」という状態になっていることがあります。
空き家は人が住んでいないから傷みに気づきにくいという点が問題なのです。
空き家の相談では雨漏りとシロアリが同時に問題になっていることがあります。
雨漏りしたから必ずシロアリが発生するという意味ではありません。
木造住宅では水分や湿気によって木材の状態が悪化するとシロアリ被害が進んでいることに気づきにくくなる場合があります。
こんな症状があれば一度確認を
・床が以前よりフワフワする
・柱や床下の木材が傷んでいる
・建具の開閉が悪くなった
・基礎周辺に蟻道がある
・羽アリを見かけたことがある
・長期間、誰も住んでいない
特に古い空き家では「家が古いから仕方ない」と思っていた症状の中に実際には雨水や湿気、シロアリなどが関係していることがあります。
売却を考えている場合は現在の状態を把握しておくことが大切です。
雨漏りを発見すると
「売る前に全部きれいに直したほうが高く売れるのでは?」
と考える方もいます。
リフォームは注意が必要です。
修理費用をかけてもその分だけ売却価格が上がるとは限りません
例えば、築年数がかなり経過した建物で屋根・外壁・内装・水回りなど複数の修繕が必要だった場合。
500万円かけて修繕したからといって売却価格が500万円以上上がるとは限りません。
特に空き家の場合は建物そのものより土地を購入したいという買主もいます。
そのため、「修理する前に一度査定する」ことには意味があります。
現在の状態のまま売却できる可能性があるなら、無理に大きな修繕費をかける必要がない場合もあります。
空き家の所有者から
「雨漏りしているから直さないと誰も住めないですよね」
と聞かれることがあります。
しかし雨漏りがあることと「売れないこと」は同じではありません。
被害の程度や立地、土地の形状、建物の状態などによって判断は変わります。
古い家や雨漏りのある家を含めて現在の状態を確認したうえで購入方法を検討できる場合があります。
こんな状態でも一度ご相談ください
・雨漏りがある
・長年誰も住んでいない
・シロアリが心配
・家の中に大量の荷物がある
・建物がかなり古い
・庭木や雑草が伸びている
・修繕費をかける余裕がない
「問題があるから査定に出せない」と考える必要はありません。
問題が大きくなる前に現在の価値を確認しておくことが結果的に所有者の負担を減らすことにつながります。
可児市では、市内の空き家・空き地を「売りたい・貸したい人」と「買いたい・借りたい人」の橋渡しをするため、空き家・空き地バンクを設置しています。
現在も今渡、平牧、川合、桜ケ丘、下恵土、久々利、広見東、土田、広見、帷子、兼山など、市内各地域の登録物件が掲載されています。
また、登録された物件について見学や交渉を希望する人がいる場合、市から所有者や仲介を担当する協力事業者へ連絡し、その後は協力事業者の仲介によって進める仕組みになっています。
「空き家だから誰にも買ってもらえない」と決めつけるのではなく、売却・活用など複数の方法から、その家に合った方法を考えることが大切です。
まずはこの順番で確認。
① 現在の建物の状態を確認する
雨漏りの場所、床や柱、屋根裏などに異常がないか確認する。
② 今後も所有するのか考える
修理して使い続けるのか、売却するのかを家族で話し合う。
③ 修理費用を確認する
必要な修繕にどの程度のお金がかかるのか把握する。
④ 売却価格も確認する
修理前の状態でどの程度の価値があるのか査定してみる。
この順番で考えることで「とりあえず何百万円もかけて修理してしまった」という失敗を防ぎやすくなります。
雨漏りは、最初のうちは小さな問題に見えるかもしれません。
空き家の場合は発見が遅れやすく、気づいたときには建物内部まで被害が進んでいることがあります。
修理費用が高額になってから「どうしよう」と考えるよりまだ選択肢が多いうちに家の状態を確認しておくほうが安心です。
特に可児市の実家を遠方から管理している方や相続したもののほとんど見に行けていない方は、一度現地を確認してみてください。
「雨漏りがあるから売れない」
「古いから価値がない」
そう思ったらぜひ空家パートナーへご相談ください。
現在の状態を知ったうえで、修理するのか、そのまま売却するのか、活用するのかを考えることが大切です。
可児市の空き家、まずは無料査定から
雨漏り、シロアリ、荷物が大量に残っている、長期間放置しているなど、状態に不安がある空き家でもご相談ください。
「修理するべきか分からない」「売れるかだけ知りたい」という段階でも構いません。
現在の状態を確認し、今後どのような選択肢があるのか一緒に整理します。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。