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インスペクションをしたからといってその家のすべてが保証されるわけではありません。
検査で問題がなく、有償の保証を付けた場合でも、すべての不具合が対象になるわけではありません。
瀬戸市のように中古住宅の売買も多い地域では仲介という選択肢は十分あります。
「とりあえずインスペクションを入れておけば大丈夫」と考える前に仕組みを知っておくことが大切です。
インスペクションは住宅の状態を専門家が確認する検査です。
インスペクションで確認されることの例
・基礎や外壁に大きなひび割れがないか
・建物に傾きなどが見られないか
・雨漏りの跡がないか
・床下や小屋裏に確認できる範囲で問題がないか
インスペクションは建物の健康診断に近い検査だということです。
ただし裏側まで調べるわけではありません。
壁の中。
床の下で確認できない場所。
屋根のすべて。
など、検査できない箇所があります。
検査できない以上、「この家には不具合が一切ありません」という保証ではないのです。
インスペクションそのものは「検査」です。
検査会社が建物の状態を確認することと、売却後の不具合を保証することは別の話です。
ちがい
インスペクション
↓
建物の状態を確認する検査
既存住宅売買瑕疵保険など
↓
一定の条件で売却後の瑕疵を保証する仕組み
保証を付ける場合でも、検査に合格すれば何でも保証されるわけではありません。
既存住宅売買瑕疵保険では、基本的に構造耐力上主要な部分や、雨水の浸入を防止する部分が対象になります。給排水管などは商品や特約によって対象が異なります。
そのため、「保証に入ったから何が起きても大丈夫」というものではないことを理解しておく必要があります。
売却する空き家にインスペクションを入れる場合、当然ながら費用がかかります。
簡易的な住宅診断と瑕疵保険への加入を前提とした検査では費用も変わります。
国土交通省が紹介する既存住宅売買瑕疵保険では、戸建住宅の保険料は5万円程度からとされています。
これに検査費用や必要書類、場合によっては補修費用が加わります。
考えられる費用
住宅のインスペクション費用
瑕疵保険に加入するための保険料
検査で指摘された部分の補修費用
必要に応じた再検査費用
実際の金額は建物の大きさや検査内容によって変わりますがざっと20万弱はトータルでかかることが多いです。
海外では中古住宅の売買時に建物検査が一般的な国もあります。
国土交通省の調査データ
インスペクションを実施:約27%
戸建住宅では:約32%
「実施していない」「知らない・分からない」人も多い
日本ではインスペクションは「誰でも必ずやっているもの」ではありません。
費用もかかる。
検査をしてもすべての不具合が分かるわけではない。
保証を付けても対象外がある。
こうした事情があるため、物件によって判断が分かれます。
建物の状態が良い。
比較的新しい。
市内でも需要のある場所にある。
そうした物件ならインスペクションを入れて仲介で売却することがメリットになる場合があります。
一方で、
築年数がかなり古い。
雨漏りの心配がある。
シロアリ被害があるか分からない。
長期間空き家になっている。
こうした物件では検査や補修に費用をかけても、その分を売却価格に反映できないことがあります。
売却前に考えたいこと
この家は仲介で需要があるのか
インスペクションを入れる価値があるのか
検査後に補修費用が発生した場合どうするのか
買取と比較して最終的にどちらが良いのか
最初から「仲介が一番高く売れる」と決めるのではなく、必要な費用や売却後のリスクも含めて考えることが大切です。
インスペクションは便利な仕組みです。
ただ、万能ではありません。
検査をしたから安心。
保証に入ったからすべて大丈夫。
そうではなく、その家に本当に必要なのかを考えることが大切です。
瀬戸市の空き家についてご相談ください
仲介で売れるのか。
建物の状態を確認した方がいいのか。
インスペクションを入れるメリットがあるのか。
買取と比較するとどちらが現実的なのか。
空家パートナーでは、瀬戸市の空き家について現在の建物の状態や立地を確認しながら、売却方法をご相談いただけます。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。