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「親が亡くなったら何をすればいいのかわからない」
実際に相続や空き家のご相談をいただく中でも、葬儀直後の混乱についてお話を伺うことは少なくありません。
特に多いのが、
人が亡くなると悲しむ時間もないまま、多くの手続きと判断が始まります。
今回は、実際によくあるトラブルも交えながら、事前に知っておきたいポイントを解説します。
病院や施設で亡くなった場合、多くは数時間以内に搬送先を決めなければなりません。
この時点で葬儀社が決まっていないと、家族は大きく慌てることになります。
事前に確認しておきたいこと
特に菩提寺がある場合は、葬儀社より先に住職へ連絡するケースもあります。
お布施は全国共通の金額が決まっているわけではありません。
地域や宗派、お寺との関係によって大きく変わります。
一般的によく聞く目安
ただし実際には地域差が非常に大きいため、親族やお寺へ直接確認するのが最も確実です。
意外と多いのが遺影写真の問題です。
最近はスマホ写真からでも遺影を作れますが、本人らしい写真が見つからないケースも少なくありません。
終活の一環として、元気なうちに気に入った写真を残しておく方も増えています。
相談内容
80代のお父様が急逝。
家族は病院から「数時間以内に搬送先を決めてください」と言われましたが、葬儀社も決まっておらず、通帳や保険証の保管場所も分かりませんでした。
さらに遺影写真として使える写真が見つからず、古いアルバムを夜中まで探し続けたそうです。
問題点
解決方法
葬儀後に保険証を確認し、葬祭費の申請を実施。
その後、相続手続きと実家の整理を進め、空き家になる前に売却準備へ着手しました。
ご家族からは「亡くなった後ではなく、生前に話し合っておくべきだった」とのお声をいただきました。
意外と知られていませんが、国民健康保険や後期高齢者医療制度には「葬祭費」の支給制度があります。
岐阜県・愛知県の後期高齢者医療制度では、葬儀を行った方へ5万円の葬祭費が支給されます。申請しなければ受け取れないため注意が必要です。
申請時によく必要になるもの
また、生活保護受給世帯の場合は「葬祭扶助」が利用できる場合もあります。
突然の葬儀では、悲しむ間もなく多くの判断を迫られます。
こうした準備だけでも、残された家族の負担は大きく変わります。
終活は縁起が悪いものではなく、家族への思いやりのひとつです。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。 他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。