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国民生活センターに寄せられたリースバックに関する相談件数は、2019年度の24件から2024年度には239件まで増加しています(独立行政法人国民生活センター調べ)。
・売却価格が相場より大幅に低く提示された
・「ずっと住み続けられる」と言われたのに、契約更新を断られ退去させられた
・家賃が最初の説明より高くなった
・買い戻しを希望したが、売却額より大幅に高い価格を提示された
・強引に勧誘され、内容を十分理解しないまま契約してしまった
これらは悪質な業者によるものが多いですが、「仕組みをよく理解しないまま契約した」ことが原因になるケースも少なくありません。
トラブル① 「ずっと住める」と思っていたのに退去させられた
リースバックには「定期借家契約」と「普通借家契約」の2種類があります。定期借家契約は期間満了で原則終了します。契約書に「2年」「3年」と書いてあれば、その期間が来たら退去しなければならない可能性があります。「住み続けられます」という口頭説明を信じて署名してしまうと、後から「話が違う」になります。
→ 対策:契約書の賃貸借契約の種類と期間を必ず確認する
トラブル② 売却価格が相場の70%以下だった
リースバックの売却価格は通常、市場価格の60〜80%程度になります。これ自体はリースバックの仕組み上、ある程度仕方のないことです。ただし、それを十分説明されないまま「早く現金化できる」という面だけ強調されて契約すると、「こんなに安かったの?」という後悔につながります。
→ 対策:通常の買取・仲介の査定額と並べて比較してから決める
トラブル③ 家賃が高くて払い続けられなくなった
売却後に発生する家賃は、周辺相場より高めに設定されることがあります。リースバックは業者側も利益を確保する必要があるため、相場より10〜30%高い家賃になるケースもあります。年金収入で払い続けられる金額かどうか、長期的な試算が必要です。
→ 対策:毎月の家賃を収入と照らし合わせ、10〜20年後まで払い続けられるか確認する
トラブル④ 家族に知らせず契約して後でもめた
リースバックは本人の意思だけで契約できます。子供や相続人に知らせずに実行すると、「将来相続できると思っていた家がなくなっていた」ということになり、家族関係が壊れるケースがあります。国土交通省もリースバック契約前の家族への相談を推奨しています。
→ 対策:契約前に必ず子供・家族に相談する
トラブル⑤ 買い戻し価格が思った以上に高かった
「将来お金が貯まったら買い戻せる」という説明を受けて契約したが、買い戻し価格が売却価格の1.1〜1.3倍以上に設定されていて現実的に払えないケースがあります。買い戻しを前提にしている場合は、その価格を必ず確認した上で判断する必要があります。
→ 対策:買い戻し条件・価格を書面で確認する
✅ 住み慣れた家・地域から絶対に離れたくない
✅ まとまった現金が今すぐ必要(医療費・借金返済など)
✅ 毎月の家賃を年金・収入で無理なく払い続けられる
✅ 相続人がいない・または家族に十分相談済み
✅ 売却価格が低くなることを理解した上で選んでいる
リースバックが向いていない人
❌ 引っ越しに抵抗がなく、手元に残るお金を最大化したい→ 通常の買取の方が有利
❌ 家賃の支払いが年金収入に対して重い→ 毎月の負担が増えるリスク大
❌ 子供・家族に相談していない→ 後でもめる可能性が高い
❌ 将来必ず買い戻したい→ 買い戻し価格が高くなることが多い
❌ 「ずっと住み続けたい」が最優先→ 契約の種類によっては保証されない
引っ越しが可能であれば、通常の買取の方が手元に残るお金が多くなるケースがほとんどです。
| 比較項目 | リースバック | 通常の買取 |
|---|---|---|
| 売却価格の目安 | 市場価格の60〜80% | 市場価格の70〜90% |
| 売却後の住居 | 同じ家に住み続ける(家賃発生) | 退去が必要 |
| 毎月のコスト | 家賃が発生し続ける | 固定資産税・管理費がゼロになる |
| 10年後の手残り | 売却金から家賃が引かれ続ける | 売却金がそのまま残る |
| 向いている人 | 絶対に住み続けたい人 | 引越しOKで手元を最大化したい人 |
✅ 賃貸借契約の種類を確認(定期借家か普通借家か。定期借家は更新されない可能性がある)
✅ 家賃の金額と収入のバランスを確認(年金や収入で毎月無理なく払い続けられるか)
✅ 通常の買取・仲介の査定も必ず取る(比較してから判断する)
✅ 子供・家族に事前に相談する(相続に影響するため必須)
✅ 買い戻し条件を書面で確認(口頭での説明ではなく、契約書で確認する)
私たちはリースバックも、通常の買取も、仲介も取り扱っています。どれが一番良いかは、お客様の状況によって変わります。
「リースバックを検討している」という方には、必ず通常の買取・仲介との比較をお伝えした上で、どちらが向いているかを一緒に考えます。「リースバックを売り込む」ことはしません。
・リースバックを検討しているが、本当に自分に向いているか不安
・他社でリースバックを勧められたが、内容が不安で踏み出せない
・買取とリースバック、どちらが自分に合うか判断できない
・愛知・岐阜エリアで住み続けながら現金化する方法を探している
多治見市・可児市・土岐市・瑞浪市・美濃加茂市・恵那市・御嵩町・八百津町・瀬戸市・春日井市・豊田市など愛知・岐阜エリアで対応しています。相談だけでも、セカンドオピニオンとしての利用も歓迎です。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。