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「施設へ入所したばかりだから、実家はもう少しそのままにしておこう。」
瑞浪市でも、このように考えられる方は少なくありません。
もちろん、すぐに売却しなければならないわけではありません。しかし、人が住まなくなった住宅は、想像以上の速さで傷み始めます。
しかも劣化は少しずつではなく、「ある時期」を境に一気に進むケースが多くあります。
最初の半年は見た目に大きな変化はありません。
ただし、窓を開ける人がいなくなるため室内に湿気がこもり始めます。
半年ほどで起こりやすいこと
・カビの発生
・排水トラップの水切れによる悪臭
・庭の雑草が急激に伸びる
・ポストにチラシが溜まり空き家と分かる
この段階なら、定期的に管理していれば大きな修繕費になることはあまりありません。
1年ほど経過すると、建物内部の劣化が進み始めます。
特に瑞浪市は夏場の湿度が高く、冬は冷え込みもあるため、木材やクロスへの負担が大きくなります。
この頃から増えるトラブル
・壁紙の剥がれ
・フローリングの浮き
・雨漏りの発見が遅れる
・害虫や小動物の侵入
普段住んでいれば気付くような小さな異変も、空き家では何カ月も放置されてしまうことがあります。
この頃になると、建物だけではなく売却価格にも影響が出始めます。
庭木は隣地まで伸び、外壁や屋根の傷みも目立つようになります。
「あと数年置いてから売ろう」と考えていた結果、修繕費や伐採費が必要になり、手元に残るお金が減ってしまうケースもあります。
5年近く管理が行き届かない状態になると、建物だけの問題では済まなくなることがあります。
放置が長引くと起こる可能性
・庭木が道路へはみ出す
・瓦や外壁が落下する
・害獣が住み着く
・近隣から市へ相談が入る
・管理不全空家として指導を受ける可能性
空家等対策の制度では、適切な管理が求められています。状況によっては行政から助言や指導の対象となることもあります。
空き家は、急に傷むわけではありません。
少しずつ劣化が進み、「気付いたときには修理費が何百万円」というケースもあります。
老人ホームへ入所したタイミングは、ご本人の意思も確認しやすく、ご家族で今後を話し合える大切な時期でもあります。
「戻る予定はあるのか」「子どもが住む予定はあるのか」「売却も選択肢に入れるのか」など、一度整理してみることをおすすめします。
瑞浪市の空き家でお悩みの方へ
「今すぐ売るつもりはないけれど、価値だけ知りたい」というご相談も増えています。実家をどうするか迷われている段階でも構いません。現状を知ることが、将来後悔しないための第一歩になります。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。 他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。