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「実家があるけど、どうすればいいかわからない」
こんな状態でご相談にいらっしゃる方が多いです。相続してからずっと放置していた。親が施設に入ったので空き家になった。片付けができなくて動けていない。理由はさまざまですが、「どこから始めればいいかわからない」という共通点があります。
このページでは多治見市の空き家事情と、実際によくある相談パターン、売却前に知っておきたいことをまとめました。
多治見市は岐阜県東濃地域の中心都市で、名古屋から電車で約30〜40分という立地です。交通利便性は東濃エリアの中では高い方ですが、それでも人口減少と高齢化は着実に進んでいます。
多治見市の人口データ
・2020年(国勢調査):約107,164人
・2025年4月(住民基本台帳):約97,649人
・2050年推計:約70,000〜80,000人台(国立社会保障・人口問題研究所 令和5年推計)
・2020〜2050年の減少率:約26〜35%
東濃エリアの中では比較的人口規模が大きく需要もありますが、減少傾向は変わりません。特に山間部・旧市街地の物件は需要が落ちやすく、早めの対応が重要です。
特徴として、市内でも地区によって不動産需要に差があります。駅周辺(多治見駅・根本駅・土岐口駅)や幹線道路沿いは比較的動きがありますが、笠原町・池田町・大畑町など郊外・山間部は売りにくい傾向があります。
ケース① 相続してから10年以上放置していた
「父が亡くなって相続しましたが、登記もそのままで何もしていませんでした。固定資産税だけ払い続けて10年が経ちました」
このケースで最初に確認すべきことは3つです。
・相続登記は済んでいるか(2024年4月から義務化・未了なら早急に対応が必要)
・節税特例(3,000万円控除・取得費加算)の期限はどうなっているか
・建物の劣化状態はどうか(放置期間が長いほど査定額に影響する)
ケース② 荷物が大量に残っていて動けない
「実家に家具も食器も全部残っていて。片付けてからと思っているんですが、一人ではとても」
空き家買取では荷物・残置物がある状態のまま売却できます。貴重品・通帳・印鑑・重要書類だけ取り出せば、残りはそのまま引き渡せます。「片付けてからでないと売れない」は思い込みです。
ケース③ きょうだいで共有しているが話がまとまらない
「兄弟3人で相続しましたが、兄が売ることに反対していて。自分だけ売ることはできますか?」
共有不動産の売却には全員の同意が必要です(民法第251条)。ただし「自分の持分だけを売る」ことは一人でできます(ただし買い手がつきにくい)。まずは全員が合意できるような形での売却を目指すのが現実的です。話し合いの進め方についてもご相談ください。
ケース④ 「こんな古い家、売れないでしょう」と諦めている
「昭和40年代に建てた木造で、屋根も雨漏りしていて。こんな家に値段がつくわけないですよね」
買取業者は購入後にリフォーム・再販することを前提としているため、築古・雨漏りあり・荷物あり・訳ありの物件でも査定できます。「売れない」と思って放置し続けることが最も損です。まず査定を受けてみてください。
チェックリスト
① 登記名義の確認
法務局で登記簿謄本(登記事項証明書)を取得して、現在の名義人を確認する。亡くなった方の名義のままなら相続登記が必要。
② 相続からの経過月数を確認
3,000万円特別控除(3年が期限)・取得費加算の特例(3年10ヶ月が期限)・相続登記義務(3年が期限)の期限を計算する。
③ 接道条件の確認
多治見市の旧市街地・山間部には再建築不可の物件が存在する。市役所の建築指導課または法務局で確認できる。解体前に必ず確認すること。
④ 固定資産税通知書の確認
今年の税額・課税標準額・特例適用区分を確認する。管理不全空家の勧告を受けると住宅用地特例が解除されて税額が最大6倍になる。
⑤ 火災保険の確認
居住用のまま継続している場合、空き家になった時点で保険会社への告知が必要。無告知のまま火災が起きると保険金が支払われないリスクがある。
多治見市は2007年に40.9℃・2013年に40.3℃を観測した全国有数の猛暑地域です(気象庁データ)。夏の高温は屋根材・外壁材の熱膨張と収縮を繰り返させ、ひび割れ・劣化を加速させます。無人で換気されない室内は夏場に50℃以上になることもあります。
住んでいる家と比べて空き家の劣化スピードは格段に早く、毎年夏を越すたびに建物の状態は悪化していきます。「来年売ろう」と思っているうちに、査定額が下がっていることがあります。
選択肢は主に3つです。
① 仲介(一般市場での売却)
不動産会社が買い手を探して売却する方法。時間がかかる・片付けが必要・買い手が見つからない可能性がある。立地が良く需要がある物件に向いている。
② 空き家バンク(多治見市の移住促進制度)
多治見市が運営する空き家マッチングサービス。移住希望者向け。交通利便性が高い物件・状態が良い物件に向いている。成約まで時間がかかることが多い。
③ 買取(不動産会社が直接購入)
買い手を探す必要がない。荷物そのまま・現状のまま売却できる。仲介手数料不要。スピードが速い。価格は仲介より低くなることがあるが確実に売れる。訳あり・築古・山間部の物件に向いている。
どの方法が向いているかは物件の状態・立地・急ぎ度合いによって変わります。まず現状を把握することが第一歩です。
多治見市の空き家・実家、まずご相談ください
多治見市全域(多治見・笠原・池田・大畑・滝呂・根本・音羽・精華など)対応。荷物そのまま・現状のまま査定します。「売れるかどうかわからない」「何から始めればいいか」という段階からご相談いただけます。固定資産税通知書・登記簿謄本があればより詳しくお伝えできますが、なくても大丈夫です。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。