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八百津町のこれからを数字で見ると10年後も今と同じように不動産が売買できるとは限りません。
人口は減って 高齢化も進んでいます。
一方で、町は空き家を活用して移住者を積極的に受け入れています。
この2つの数字を見ると、八百津町の不動産には今後ある変化が起きる可能性があります。
「売れる家」と「ずっと残る家」の差が、今より大きくなることです。
八百津町の人口は減少が続いています。
住民基本台帳ベースでは、2015年に11,828人だった人口が、2025年には9,861人まで減少しています。
10年間で約2,000人減った計算です。
八百津町の人口推移
2015年 11,828人
2020年 10,889人
2024年 10,092人
2025年 9,861人
10年間で約1,967人減少
もちろん人口が減るからといって、不動産がまったく売れなくなるわけではありません。
ただ、町全体の人口が減れば、不動産を買う人の数も減っていく可能性があります。
そうなると、これまで以上に物件ごとの差が出てきます。
これから選ばれやすい物件
・生活しやすい場所にある
・駐車場が確保されている
・建物の状態が比較的良い
・大きな修繕をしなくても住める
こうした物件は、人口が減る地域でも買い手が見つかる可能性があります。
一方で注意したいのが、山の中にある住宅や、道路が狭い場所にある物件です。
建物が古く、大きな修繕費が必要な場合も、買い手は慎重になります。
今後は「八百津町なら売れるかどうか」ではなく、その不動産そのものが選ばれるかどうかが、より重要になるかもしれません。
人口減少と同時に進んでいるのが高齢化です。
2025年のデータでは、八百津町の65歳以上人口は4,117人。
高齢化率は41.8%です。
町民の10人に4人以上が65歳以上という計算になります。
これは不動産にも関係します。
今後、高齢の所有者が亡くなったり、施設へ入ったりすれば相続によって空き家になる住宅がさらに出てくる可能性があります。
これから起きる可能性
高齢者世帯が増える
↓
相続によって実家が空き家になる
↓
売却を考える物件が増える
↓
一方で人口は減っている
↓
買い手が少ない物件は売却に時間がかかる
これは絶対家が売れなくなるという話ではありません。
しかしながら空き家が増えるほど買い手は選べるようになります。
今はまだ売れる家でも10年後に同じ条件で売れるとは限りません。
八百津町は人口減少をただ見ているだけではありません。
空き家バンクや移住定住の取り組みに力を入れています。
町の総合計画によると、2024年2月までに空き家バンクを活用して81世帯、195人が八百津町へ移住しています。
平均年齢は44歳です。
空き家を活用した移住
空き家バンクを活用した移住
81世帯
195人
平均年齢 44歳
八百津町は空き家を、移住・定住につなげる取り組みを進めています。
これは、空き家所有者にとって悪い話ではありません。
町外から八百津町に住みたい人がいるからです。
町も令和7年度以降、年間15世帯の移住を目標にしています。
ここで勘違いしてはいけないのが
移住希望者がいることと、どんな空き家でも売れることは別です。
八百津町は「ほぼ山不動産」という移住定住の取り組みでも、町での暮らしを発信しています。
自然の中で暮らしたい。
都市部とは違う生活をしたい。
そうした方にとって八百津町は選択肢になりますが
家を選ぶのは移住希望者。
選ばれやすい空き家
・車で入りやすい
・駐車場がある
・大きな修繕をしなくても住める
・雨漏りなどがない
・周辺環境が分かりやすい
・購入後の生活を想像しやすい
反対に長期間放置されて建物が傷んだ空き家は、移住希望者がいても選ばれにくくなりますし、
移住者の数よりも、売りに出ている物件の数が増えれば競争になります。
八百津町では不動産取引もあります。
八百津町の土地取引件数
令和4年 168件
令和5年 120件
令和6年 126件
都市部のように中古住宅が売買される市場ではありません。
売りたい時にすぐ売れる」と考えるより、買い手がいる時に売ることも重要になります。
未来の不動産価格を正確に予測することはできません。
今ある数字からある程度の方向を見ることはできます。
これから予想されること
人口減少は今後も不動産需要に影響する可能性がある
高齢化によって相続物件が増える可能性がある
移住希望者は一定数いる
空き家の状態によって売れる・売れないの差が大きくなる可能性がある
管理を続けている間に建物が傷めば、選ばれにくくなる
特に注意したいと思うのは、人口が減る地域では「待てば値上がりする」という考え方が通用しにくいことです。
すべての不動産が値下がりするとは限りません。
ただ、住む人が減る地域では買い手の選択肢が増える可能性があります。
今なら建物がまだ使える。
今なら移住希望者に紹介できる。
今なら一般的な住宅として売却を検討できる。
その「今」が、10年後も残っているとは限りません。
建物が傷む
空き家は住んでいなくても劣化します。雨漏りや湿気などに気づくのが遅れることがあります。
売却できる状態ではなくなる
今なら中古住宅として売れた家が、数年後には解体前提になることもあります。
相続人が増える
時間が経つことで相続が発生し、売却時の手続きが複雑になることがあります。
空き家同士で競争になる
周辺で相続による売却物件が増えれば、買い手はより条件の良い家を選びます。
維持費だけが続く
固定資産税、草刈り、修繕などの費用を払いながら、売却のタイミングを逃すことがあります。
空き家を持っている方は「いつか売る」ではなく、一度今の価値を知っておくことが大切です。
売ると決めていなくても、確認することはできます。
八百津町の空き家、今の価値を一度確認してみませんか
八百津町に実家がある。
10年後も売れるのか少し不安。
そんな段階でも大丈夫です。
空家パートナーでは、八百津町の人口や不動産市場の状況も踏まえながら、その空き家に今どんな選択肢があるのかをご相談いただけます。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。