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恵那市にお住まいの70代の女性から相談を受けたのは、ある秋のことでした。
「実は5年前から売ろうと思っていたんです。でも、なかなか決心がつかなくて」
その方が5年間迷い続けた理由と、最終的に決断されたときのことをお伝えします。個人が特定されないよう、一部内容を変えてお伝えします。
その方は、ご主人が亡くなった後に旧大井町の実家を相続されていました。築50年以上の木造住宅で、荷物がかなり残っている状態でした。
迷っていた理由を聞くと、こういう言葉が出てきました。
「夫が生まれ育った家なので、私が勝手に売っていいものかと思って」
「子供たちに一度くらい見せてやりたかったけど、みんな遠くにいて機会がなくて」
「いくらくらいになるのか、全然想像がつかなくて、聞くのが怖かった」
「荷物が残ったままなので、それをどうにかしてから、と思っていたら時間が経った」
どれも、多くの方が共通して感じることです。
「今年は草刈りに行けなくて、市から通知が来たんです。そのとき、もう限界だと思いました」
体調を崩して現地に通えなくなり、近所の方からも連絡が来るようになった。そのタイミングで初めて相談に来られたそうです。
「正直、怒られると思っていました。荷物が残っているし、草だらけだし。でも来てみたら、全然そんなことなくて。現状のままで大丈夫ですと言われたとき、肩の荷が降りた気がしました」
査定金額をお伝えして、少し考える時間をいただいた後、こんなお電話をいただきました。
「夫のことを考えると、売ることにずっと抵抗があったんです。でも、このまま誰にも使われず、荒れていく方が夫に申し訳ないかなと思って。次の誰かに使ってもらえる方がいいかなと」
「あと、正直に言うと、体が動くうちに片をつけておきたかった。もっと年を取ってから自分一人でやることを考えたら、怖くなって」
売却が完了した後、「5年悩んでいたのに、こんなにあっけなく終わるとは思いませんでした。もっと早く来ればよかったです」とおっしゃっていました。
5年間迷っていたことを責めるつもりはありません。それだけ大切な場所だったということです。ただ、迷いながらも最終的に動き出せたのは、「一度話を聞いてみよう」という小さな一歩があったからだと思います。
迷いが完全に消えてから動き出す必要はありません。迷ったまま、話だけ聞きに来ていただいても構いません。
恵那市の空き家、迷いながらでもご相談ください
大井町・長島町・武並町・明智町など恵那市全域対応。決断を急かしません。話を聞くだけでも歓迎です。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。