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「古いままだと売れないから、少しリフォームしてから売ろうと思っています。その方が高く売れますよね?」
査定でよく聞く考え方です。「きれいにすれば高く売れる」は一般的な感覚として理解できます。ただし不動産の場合、必ずしも正しくありません。
不動産の価格は「土地の価値」と「建物の価値」の合計です。土地の価値は立地・広さ・形状などで決まり、リフォームでは変わりません。建物の価値は新築からの経過年数で大きく減価します。
木造住宅の法定耐用年数と価値の考え方
木造住宅の法定耐用年数は22年です(税法上)。22年を過ぎると建物の税法上の価値はほぼゼロになります。不動産市場でも築20〜25年を超えると「建物の価値はほぼゼロ、土地だけの値段」として評価されることが多いです。
つまり築40〜50年の建物は、いくらリフォームしても「建物の価値」が大きく上がることはほとんどありません。土地の価値に100万円のリフォーム費用を上乗せしても、売却価格に100万円が反映されるわけではないのです。
不動産業界では「リフォームの費用対効果は50〜70%」と言われることがあります。100万円かけてリフォームしても、売却価格に反映されるのは50〜70万円程度にとどまることが多いという意味です。
さらに買取業者に売る場合、買取業者は自社で必要なリフォームを行います。売主がリフォームした内容と、業者側が求めるリフォームの内容が一致しないことも多く、「リフォームしたのに査定額が変わらない」という結果になることがあります。
リフォームが有効なケース
・仲介(一般市場)で売却する予定があり、買い手が一般の個人
・築年数が比較的浅い(20〜30年以内)
・立地が良く需要がある(駅近・学校区が良いなど)
・最低限の修繕(雨漏り・設備の不具合など)で大幅に印象が変わる物件
リフォームしない方が良いケース
・買取業者に売却する予定がある(業者は自分でリフォームする)
・築40年以上で建物の価値がほぼゼロの物件
・大規模なリフォームが必要な状態(費用が高額になりすぎる)
・再建築不可など、リフォームしても活用が難しい物件
・節税特例の期限が迫っており、早急に売却する必要がある
「リフォームすべきかどうか」は、売却方法・物件の状態・予算によって変わります。リフォームを始める前に、まず現状のまま査定をおすすめします。
土岐市の実家、リフォーム前に一度ご相談ください
土岐津町・下石町・駄知町・泉町など土岐市全域対応。現状のまま買取金額をお伝えした上で、リフォームすべきかどうかを一緒に判断します。
滝田 謙介(空家パートナー代表)
宅地建物取引士:岐阜県知事免許(1)第5381号
(公社)岐阜県宅地建物取引協会 東濃支部
30,000件以上の空き家問題を解決してきた「空き家買取のプロ」。他社で断られた困難物件の再生にも積極的に取り組んでいます。